米ビットコインETF、2026年の累計が流入超に転換 7月の58億ドル流出を解消
米国の現物ビットコインETFの年初からの資金の出入りが、プラスに戻りました。7月には58億ドルの流出超でしたが、8月以降の流入で埋め戻した形です。
この記事の要点
- 年初からの純流入額は約8億ドルとなり、7月13日時点の58億ドル流出超から回復した
- 8月以降の流入は約40億ドルにのぼる
- ただし2024年(352億ドル)、2025年(214億ドル)と比べると規模はまだ小さい
何が起きたか
米国に上場する現物ビットコインETFへの2026年の累計の資金の出入りが、プラスに転じました。データサイトSoSoValueによると、年初からの純流入額は約8億ドルです。
CoinDeskの集計では、最も悪かったのは7月13日で、この時点では年初から58億ドルの流出超でした。そこから約2カ月半で、流出分をすべて取り戻したことになります。
流れが変わった背景
ビットコインの価格は、6月上旬の5万8000ドル未満から、約8万5000ドルまで戻っています。また、8月に米財務長官が国債の買い入れを増やす方針を示して以降、ETFには約40億ドルが流入しました。
ETFには6営業日連続で資金が入り、その合計は28億4000万ドルでした。ただ、過去の6日連続の記録と比べると、2024年11月の47億3000万ドルには及びません。
- 2024年の年間純流入:352億ドル
- 2025年の年間純流入:214億ドル
- 2026年(9月下旬時点):約8億ドル
翌週にかけても流入は続き、CoinDeskの集計では、この週のビットコインETFへの流入は約24億ドル、イーサリアムの商品には約6億9000万ドルが入りました。
読み解くときのポイント
ETFは、証券口座からビットコインの値動きに連動する商品を買える仕組みです。そのため、ETFへの資金の出入りは「伝統的な金融の世界から、どれだけのお金がビットコインに向かっているか」を映す指標としてよく使われます。
ただし、1日や1週間の流入だけで流れを判断するのは早計です。数週間から数カ月の単位で見ること、金利や株式市場など外の環境とあわせて見ることが大切です。
また、ETFのデータは運用会社ごとに公表され、集計する会社によって数字が少しずつ異なることがあります。記事によって金額が違って見えるときは、どのデータを元にしているのか、いつ時点の数字なのかを確かめると混乱しにくくなります。今回の数字も、SoSoValueやFarside Investorsといった集計元ごとに少しずつ差がある点に注意が必要です。
もとにした報道
- CoinDesk「Bitcoin ETFs have erased a $5.8 billion hole」(2026.09.25)
- CoinDesk「Solana ETFs draw record $188 million in a week as Bitwise takes two-thirds of inflows」(2026.09.28)
海外の報道をもとに、3-NEWS編集部が日本語で独自にまとめています。
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